体内のコラーゲンは年齢と共に減少していく

コラーゲンはお肌に効果があることで知られる成分ですが、サプリメントや栄養食品、化粧品などがたくさん出ているので、人の体では作れない物質なのかと思っている方もいるのではないでしょうか。

実はコラーゲンは、人の身体を構成しているたんぱく質のうち、その三分の一を占めているといわれるほど体内に多く存在している物質です。 皮膚や血管、内臓やツメ、髪の毛まで、体中のいたるところにコラーゲンは存在しています。 骨を構成している部分や関節にも、体内で生成されたコラーゲンが使われているのです。

逆に今度はこう聞くと、わざわざ外部からコラーゲンを摂取する必要はないのではないかとも思えますが、コラーゲンは加齢とともに、体内で生成する力がどんどん失われていく物質です。 しかも絶えず代謝で消費されるので、減少していくのも早いのです。

コラーゲンがないと、身体はどんどん若々しさを失ってしまいます。 コラーゲンには弾力性があり、内臓の表面を覆うクッションのような役割をしてくれたり、血管をまるでゴムホースのように強化して、血流に負けないようにしてくれています。 その力が失われると、内臓や血管はどんどん刺激に弱くなってしまいます。

肌表面もコラーゲンの弾力性が不足すると潤いとハリが失われ、小じわや角質が増えてしまいます。

体中でたくさん必要になるコラーゲンは、成長期にはどんどん生成されるので不足することはありません。 ただし加齢を感じてきたころからは足りなくってきますので、外部からの補給を行った方がよいのです。